ConoHa WINGには「WEXAL® Page Speed Technology」という高速化エンジンが搭載されています。コントロールパネルからONにするだけで、画像やCSS・JavaScriptをAIが自動で最適化してくれる機能です。
この記事では、WEXALの仕組みや他のキャッシュ機能との違い、設定方法と注意点までまとめて解説します。
- WEXALとは何か・どんな仕組みで高速化するか
- コンテンツキャッシュ・ブラウザキャッシュとの違い
- WEXALの設定方法(手順つき)
- 使う際の注意点
WEXALとは?
WEXALの正式名称は「WEXAL® Page Speed Technology」です。プライム・ストラテジー社が開発したWebサイト高速化エンジンで、ConoHa WINGではコントロールパネルからワンクリックで導入できます。
通常、サイトを高速化しようとするとプラグインの設定や画像の手動最適化など、技術的な知識が必要になります。WEXALはそういった作業をAIが自動でやってくれるのが特徴です。
具体的には以下のことを自動で行います。
- 画像を次世代フォーマットに変換・圧縮
- CSS・JavaScriptファイルを圧縮・軽量化
- モバイル・PCそれぞれに合わせた最適化
- ファーストビューの読み込み高速化
ConoHa WINGを契約していれば追加料金なしで無料で使えます。
ConoHa WINGの高速化機能は3種類ある
WEXALを理解するために、ConoHa WINGの高速化機能全体を整理しておきましょう。
| 機能 | 何をするか | 効果が出るタイミング |
|---|---|---|
| コンテンツキャッシュ | ページ全体をサーバーに一時保存して再アクセスを速くする | 2回目以降のアクセス |
| ブラウザキャッシュ | 画像などをブラウザに保存して再読み込みを速くする | 2回目以降のアクセス |
| WEXAL | 画像・CSS・JSをAIが自動圧縮・最適化する | 初回アクセスから |
コンテンツキャッシュとブラウザキャッシュは「一度来たことがあるユーザーを速くする」機能です。それに対してWEXALはページを構成するファイル自体を軽くするため、初めて訪れたユーザーにも効果があります。
WEXALとコンテンツキャッシュは併用できない
重要なポイントです。 WEXALとコンテンツキャッシュは同時に使えません。
WEXALをONにすると、コンテンツキャッシュは自動でOFFになります。
ただしブラウザキャッシュはWEXALと併用できます。 WEXALを使う場合はブラウザキャッシュもONにしておくのがおすすめです。
⚠️ コンテンツキャッシュを使っていた方がWEXALに切り替える場合、サイトの表示に影響が出ることがあります。切り替え後はPageSpeed Insightsなどで表示速度を確認してみてください。
WEXALの設定方法
設定はとても簡単です。ConoHaのコントロールパネルからONにするだけです。
STEP1. ConoHaコントロールパネルにログインする
ConoHa WINGのコントロールパネルにログインします。
STEP2. 「高速化」メニューを開く
- 上部メニューの「WING」をクリック
- 左メニューの「サイト管理」をクリック
- 「高速化」をクリック
- 「WEXAL」タブを選択
STEP3. WEXALをONにする
デフォルトではOFFになっています。スイッチをONに切り替えます。
ONにすると最適化処理が始まります。サイトの規模によって数分〜数十分かかる場合があります。
ステータスが「最適化完了」になれば設定完了です。

STEP4. 詳細設定を確認する
WEXALをONにすると、以下の4つの設定項目が表示されます。
基本設定: 「自動最適化」をONにしておきます。新しい記事を公開したときに自動で最適化が走るようになります。
Webコンテンツ最適化: 「画像最適化」「CSS最適化」「JavaScript最適化」をすべてONにします。画像圧縮レベルはデフォルトの「80」のままでOKです。数値を下げすぎると画像が粗くなるので注意してください。
ファーストビュー高速化: ページを開いたときに最初に見える部分(ファーストビュー)の表示を優先して速くする設定です。ONにしておきましょう。
ログ 最適化の処理状況を確認できます。エラーが出ていないか確認する際に使います。
STEP5. ブラウザキャッシュもONにする
WEXALと併用できるブラウザキャッシュもONにしておきます。
- 「高速化」の「キャッシュ」タブを開く
- 「ブラウザキャッシュ」をONに設定して保存
使う際の注意点
⚠️ キャッシュ系・画像圧縮系プラグインとの競合に注意
W3 Total CacheやWP Super Cache、EWWW Image Optimizerなどのプラグインを使っている場合、WEXALの機能と重複します。競合してサイトが崩れる場合があるので、WEXALをONにしたらそれらのプラグインは無効化するか設定を見直してください。
⚠️SWELLユーザーはもともと高速化機能が充実している
SWELLはテーマ自体に高速化機能が組み込まれているため、WEXALによる改善幅は限定的な場合があります。ON/OFFで比較してみて、効果を確認してみてください。
⚠️ ConoHa WING専用の機能
WEXALはConoHa WINGでのみ使える機能です。他社サーバーに移行した場合は使えなくなります。Xserverなど他サーバーにはそれぞれ独自の高速化機能があるので、移行後はそちらを活用しましょう。
まとめ
WEXALはConoHa WINGが無料で提供している高速化エンジンです。ONにするだけで画像・CSS・JavaScriptの最適化をAIが自動でやってくれるため、技術的な知識がなくても手軽にサイトの表示速度改善が期待できます。
- WEXALはConoHa WING専用・無料で使える
- 初回アクセスから効果が出るのが特徴
- コンテンツキャッシュとは併用不可・ブラウザキャッシュは併用可
- キャッシュ系プラグインとの競合に注意
ConoHa WINGを使っていてWEXALをまだ試していない方は、ぜひ一度ONにしてPageSpeed Insightsでスコアを確認してみてください。

